春日大社へ行く。第60回の式年造替を終え、ご神威あらたかな神様に会いに行こうと903シティファーム推進協議会の仲間達と合宿へ行く。

奈良には何度か行ったが春日大社にはなかなかご縁に恵まれなかった。

春日大社に興味を持ったのは、元春日大社の宮司さんの葉室頼昭さんの書籍(「神道 いきいきと生きる」)を5年ほど前に読んだのがきっかけでその時、戦乱の最中でも休まず続いている式年造替という仕組みに興味を持ったのがきっかけだったとおもう。

疑問形なのは、それからしばらく春日大社から、離れていたのだが、イノベーションとは何かを仕事がらしっかりと定義づけておかなくてはならない私としては、そうか春日大社こそイノベーションではないかと思い立ったのだ。

資生堂の魚谷社長は、ハーバードビジネスレビューのチームの力をテーマにしたインタビューの中で、こんなことを言っている。

会社のチームは何のためにあるのかを考えてみてください。いままでにない新しい価値を持った商品、サービスを生み出すためにあると。

そして、反対意見がなければイノベーションは生まれないと会社が生き続けるためにはそこには常に破壊が内包されているのだ。

さて、春日大社に参拝に行く、ご祈祷までしていただき、特別拝観が出来るということで御本殿の禁足地である、御蓋山浮雲峰遥拝所を拝観させていただく。

一緒にいた仲間とも、確かに違う気が流れているのではないかと普段あまり意識しない私でもそう感じさせる何かがある。

そして、禁足地へいく手前に造替編年表が掲げられていたのでそこに目をやる。

確かに戦乱の時代、応仁の年号の時代にも式年造替は続けられている。

ところで、企業経営に話を移すと、企業の生存力とは進化を継続することが出来るかどうかに大きくかかっている。進化とはつまり、イノベーションの連続だということではないだろうか?

シュンペーターは、イノベーションを創造的破壊ととらえ、現状肯定でなく敢えて現状を創造的に破壊していくことこそイノベーションであるといっている。

過去の成功を否定できずにつまずいている企業はいまこの産業構造が大きく変わる中、躓いている企業は枚挙にいとまない。東芝、シャープ、ソニーなどメディアを賑わせない日はないほど。

現状を発展させるためには、そこには、創造と破壊という2つの矛盾を内包した世界が存在するのだ。

現状の発展には、現状の否定が必要だということではないだろうか?

つまり、長期な合理性は、短期的な非合理性に支えらている。

春日大社の1000年を超える式年造替の真新しい御本殿を参拝しながら、企業の持続可能経営を考えてみる。

https://hatarakuba.com/wp-content/uploads/2017/02/16409735_1305452889533975_274868435_o-1024x576.jpghttps://hatarakuba.com/wp-content/uploads/2017/02/16409735_1305452889533975_274868435_o-150x150.jpghatarakuba最新記事進化する組織春日大社へ行く。第60回の式年造替を終え、ご神威あらたかな神様に会いに行こうと903シティファーム推進協議会の仲間達と合宿へ行く。 奈良には何度か行ったが春日大社にはなかなかご縁に恵まれなかった。 春日大社に興味を持ったのは、元春日大社の宮司さんの葉室頼昭さんの書籍(「神道 いきいきと生きる」)を5年ほど前に読んだのがきっかけでその時、戦乱の最中でも休まず続いている式年造替という仕組みに興味を持ったのがきっかけだったとおもう。 疑問形なのは、それからしばらく春日大社から、離れていたのだが、イノベーションとは何かを仕事がらしっかりと定義づけておかなくてはならない私としては、そうか春日大社こそイノベーションではないかと思い立ったのだ。 資生堂の魚谷社長は、ハーバードビジネスレビューのチームの力をテーマにしたインタビューの中で、こんなことを言っている。 会社のチームは何のためにあるのかを考えてみてください。いままでにない新しい価値を持った商品、サービスを生み出すためにあると。 そして、反対意見がなければイノベーションは生まれないと会社が生き続けるためにはそこには常に破壊が内包されているのだ。 さて、春日大社に参拝に行く、ご祈祷までしていただき、特別拝観が出来るということで御本殿の禁足地である、御蓋山浮雲峰遥拝所を拝観させていただく。 一緒にいた仲間とも、確かに違う気が流れているのではないかと普段あまり意識しない私でもそう感じさせる何かがある。 そして、禁足地へいく手前に造替編年表が掲げられていたのでそこに目をやる。 確かに戦乱の時代、応仁の年号の時代にも式年造替は続けられている。 ところで、企業経営に話を移すと、企業の生存力とは進化を継続することが出来るかどうかに大きくかかっている。進化とはつまり、イノベーションの連続だということではないだろうか? シュンペーターは、イノベーションを創造的破壊ととらえ、現状肯定でなく敢えて現状を創造的に破壊していくことこそイノベーションであるといっている。 過去の成功を否定できずにつまずいている企業はいまこの産業構造が大きく変わる中、躓いている企業は枚挙にいとまない。東芝、シャープ、ソニーなどメディアを賑わせない日はないほど。 現状を発展させるためには、そこには、創造と破壊という2つの矛盾を内包した世界が存在するのだ。 現状の発展には、現状の否定が必要だということではないだろうか? つまり、長期な合理性は、短期的な非合理性に支えらている。 春日大社の1000年を超える式年造替の真新しい御本殿を参拝しながら、企業の持続可能経営を考えてみる。下町の農と食で地域をつなぐ