第4回目のゲストは、地元越谷を代表するダイバーシティ経営企業、株式会社クリタエイムデリカの栗田社長をお招きしました。

中小企業にとって、「人を雇う」ということが非常に難しくなった昨今。しかし、こしがやエフエムの地元越谷にある株式会社クリタエイムデリカは、そんな状況を逆手に取って、様々な施策によって人財を確保する、エネルギッシュな食品製造会社です。

 

株式会社クリタエイムデリカが、地域の食品製造業の中小企業という人材が集まりづらい業態にも関わらず、地域の人が「働きたい!」と思える職場へと変化していったキッカケとなる取り組みが2つあります。

 

  • 企業内保育園『kuritaのんな』
  • シェアダイニング サルーテ

 

「一生懸命働いてきた若い女性が、結婚・出産を機に辞めていってしまう。。。」こんな悩みを抱える企業は多いのではないでしょうか?
この状況を打開するため、クリタエイムデリカでは、0歳児〜2歳児までを預かる、社内保育園をつくりました。結婚して子供が生まれたら仕事を辞めていく、そんな風潮の会社もまだまだ多いですが、栗田社長は、社員に子供が生まれ社員が産休、育休に入ったら、「なるべく会社に顔を出してね」と伝えるそうです。社員が子供の成長に少なからず関わることで、本人が子育てをしやすいだけでなく、会社の雰囲気も柔らかくなる。こういう小さな変化を積み重ねて、「お子さん熱でちゃったんでしょ?あとは大丈夫だから早く帰りなよ。」など、あたたかい言葉を掛け合う組織へと変容するなど、組織全体の変化につながっています。

シェアダイニング サルーテで働いている人は、皆定年を迎えた社員たちです。高齢者の継続雇用の場として、平成27年に新しくオープンしました。継続雇用の場とは言いながらも、その雰囲気や味は越谷でも随一。食品製造会社の意地を感じます。とても和やかな雰囲気のお店の庭には、「食からつながるコミュニティ」というコンセプトが表現されているかのように、野菜やハーブがたくさん植わっていて、その管理、収穫、そして調理もスタッフの重要なお仕事です。このカフェにいると、いきいきはたらく社員の皆さんの姿が実に清々しい。

栗田社長は、「うちの場合は人財を確保するための苦肉の策だから。」とおっしゃいます。しかし、このような取り組みの数々は書籍でも最善の人財確保の策として見受けますが、実際に取り組み、成果を上げている企業は、果たしてどれだけあるでしょうか?

ラジオの冒頭で栗田社長は「よく社内からも社外の人からも“恐い”と言われるんです。」とおっしゃっていました。ここまで組織、社会にいろいろな変革をもたらせている社長ですので、もちろん、仕事に対する厳しさや経営者としての鋭い判断から、“恐さ”を発揮する場面もあると思います。しかし、栗田社長の根底にある社員や周りの人を大切におもう優しい気持ちがところどころ垣間みえて、株式会社クリタエイムデリカの変化と躍進の理由が観えてきました。

 

次回は8月28日(月)22:30〜23:00の放送で、ゲストに越谷こども食堂の野口代表にお越しいただきます。

https://hatarakuba.com/wp-content/uploads/2017/07/1-2.jpghttps://hatarakuba.com/wp-content/uploads/2017/07/1-2-150x150.jpghatarakubaイベント・メディア情報一覧はたらくをデザインするわくわくワーク第4回目のゲストは、地元越谷を代表するダイバーシティ経営企業、株式会社クリタエイムデリカの栗田社長をお招きしました。 中小企業にとって、「人を雇う」ということが非常に難しくなった昨今。しかし、こしがやエフエムの地元越谷にある株式会社クリタエイムデリカは、そんな状況を逆手に取って、様々な施策によって人財を確保する、エネルギッシュな食品製造会社です。   株式会社クリタエイムデリカが、地域の食品製造業の中小企業という人材が集まりづらい業態にも関わらず、地域の人が「働きたい!」と思える職場へと変化していったキッカケとなる取り組みが2つあります。   企業内保育園『kuritaのんな』 シェアダイニング サルーテ   「一生懸命働いてきた若い女性が、結婚・出産を機に辞めていってしまう。。。」こんな悩みを抱える企業は多いのではないでしょうか? この状況を打開するため、クリタエイムデリカでは、0歳児〜2歳児までを預かる、社内保育園をつくりました。結婚して子供が生まれたら仕事を辞めていく、そんな風潮の会社もまだまだ多いですが、栗田社長は、社員に子供が生まれ社員が産休、育休に入ったら、「なるべく会社に顔を出してね」と伝えるそうです。社員が子供の成長に少なからず関わることで、本人が子育てをしやすいだけでなく、会社の雰囲気も柔らかくなる。こういう小さな変化を積み重ねて、「お子さん熱でちゃったんでしょ?あとは大丈夫だから早く帰りなよ。」など、あたたかい言葉を掛け合う組織へと変容するなど、組織全体の変化につながっています。 シェアダイニング サルーテで働いている人は、皆定年を迎えた社員たちです。高齢者の継続雇用の場として、平成27年に新しくオープンしました。継続雇用の場とは言いながらも、その雰囲気や味は越谷でも随一。食品製造会社の意地を感じます。とても和やかな雰囲気のお店の庭には、「食からつながるコミュニティ」というコンセプトが表現されているかのように、野菜やハーブがたくさん植わっていて、その管理、収穫、そして調理もスタッフの重要なお仕事です。このカフェにいると、いきいきはたらく社員の皆さんの姿が実に清々しい。 栗田社長は、「うちの場合は人財を確保するための苦肉の策だから。」とおっしゃいます。しかし、このような取り組みの数々は書籍でも最善の人財確保の策として見受けますが、実際に取り組み、成果を上げている企業は、果たしてどれだけあるでしょうか? ラジオの冒頭で栗田社長は「よく社内からも社外の人からも“恐い”と言われるんです。」とおっしゃっていました。ここまで組織、社会にいろいろな変革をもたらせている社長ですので、もちろん、仕事に対する厳しさや経営者としての鋭い判断から、“恐さ”を発揮する場面もあると思います。しかし、栗田社長の根底にある社員や周りの人を大切におもう優しい気持ちがところどころ垣間みえて、株式会社クリタエイムデリカの変化と躍進の理由が観えてきました。   次回は8月28日(月)22:30〜23:00の放送で、ゲストに越谷こども食堂の野口代表にお越しいただきます。下町の農と食で地域をつなぐ