ローカルファーストproject第3弾「すべて茅ヶ崎産!日本酒をお米から作る会」の田植え&トークセッション「森と組織作り」開催
2018年6月10日(日)、903シティファーム推進協議会主催のローカルファーストproject第3弾として、昨年に引き続き「すべて茅ヶ崎産!日本酒をお米から作る会」の田植え&トークセッション「森と組織作り」が開催されました。
このイベントは、熊澤酒造株式会社(熊澤茂吉代表)と大竹農園(大竹孝一代表)のコラボ日本酒、オール茅ヶ崎産の「かっぱの純米吟醸」の酒米の田植えをメインに、農業や自然から組織作りを考えます。
地酒って、酒米や水を地元のものを使っているんでしょ?とイメージしがちですが、なんとこの「かっぱの純米吟醸」は発酵させるのに使う酵母まですべて茅ヶ崎から採取されたものを使っています。
また、昨年は大豊作だったそうで、前年の倍実ったそうです。質もとても良かったとのことで、試飲会では大いに盛り上がりました。
ただ、今年は残念ながらあいにくの台風襲来のため、田植えは中止となってしまいました。
その代わりに、今年は豊作を祈願しに寒川神社に豊作祈願するチームと、熊澤酒造へ見学するチームの二手に分かれ、地域をより知るためのツアーが敢行されました。
今回参拝した寒川神社は、1600年以上の歴史を持つ八方除けで有名な神社です。
ご祭神は水にまつわる神様で、近くには相模川が流れ水源豊かな周辺地域の農業を支えてきたことが覗えます。
寒川神社では祈祷してもらうと、神嶽山神苑を見学できます。
とくに今の時期は緑がきれいで、清浄な空気の中歩いていると、別世界に迷い込んだように思える不思議な場所でした。
中には資料館もあり、天文の歴史や陰陽についてなど、八方除けのご利益に関わる資料が豊富でとても興味深かったです。
神社参拝後は酒蔵見学組と合流し、いよいよ去年のお酒の試飲会へ。場所は熊澤酒造の経営するMOKICHI TRATTORIAでした。
今回特別に案内していただいた酒蔵内は写真NGだったため詳しくは触れられないのですが、合流した方々がとてもいいお顔をしていたことだけお伝えします。かなり気になりますね!
試飲会では、大竹農園の大竹代表からオール茅ヶ崎産の日本酒「かっぱの純米吟醸」の昨年の出来と、ラベルになっているカッパと瓢箪にまつわるエピソードを伺いました。
茅ヶ崎に流れる小出川にはカッパ伝説があるそうです。
地元の農民がカッパにもらった瓢箪を振ると無限にお酒が湧いてくるが、酔っぱらって仕事をおろそかにしてしまったので、これではいけないと農民が瓢箪の底を叩くと二度とお酒が湧いてこなくなった、という伝説で、まさにオール茅ケ崎産のお酒のラベルにぴったりのエピソードだと思いました。
試飲の後は、ゲストスピーカーの高橋代表(U-Landscape Design株式会社)と、矢萩代表による森と組織作りをテーマにしたトークセッション。
自分たちの作ったお酒を飲みながら拝聴しました。
トークの中で特に印象に残っていたのは、植物の根に付く金根菌(キンコンキン)についてでした。
自然にある食物連鎖は、捕食し捕食されるいわゆるピラミッド型ではなく、多様な生物が複雑に絡み合った関係で成り立っている、という話で、生物多様性の一例として樹木のブナが挙げられていました。ブナは1本だけでは20年ほどしか生きられないけれど、群生することで更に何百年も長く生きることが出来ます。その理由は、根に付いている菌、金根菌を介して、ブナの木同士が支え合っているためで、目に見えない部分で植物も支え合っているからだそうです。
植物は個体ごとに生きていると思っていたので、深く印象に残りました。
また、組織づくりにおいても、自然や森が群生し支え合い、長期的に成長する様子は、一人一人を大切にし、成長しようとする部分に重なるところがあるというお話でした。
今回高橋代表がトークセッション内で言っていた中で、「自然は上手くいかなくて当たり前」とあったのですが、まさに10日の天候を表しているようだなと感じました。
近年ではティール組織という言葉で現わされるように、他人をコントロールすることは出来ないですが、個々を認め合い、高め合えるような関係を構築することによって、人間も自然と同様に長くあれる環境を作っていけるのではないか、その可能性を感じさせるイベントでした。
今回残念ながら天候不順で田植えはできませんでしたが、その代わりに頂いたお酒がどのような土地で作られているのかより深い関心を持つことができ、更に茅ヶ崎の魅力を知りました。
豊作祈願もしたことですし、9月の収穫が今から楽しみです!
https://hatarakuba.com/event/rocal-first03/https://hatarakuba.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC_2357.jpghttps://hatarakuba.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC_2357-150x150.jpgイベント・メディア情報一覧経営と自然の調和2018年6月10日(日)、903シティファーム推進協議会主催のローカルファーストproject第3弾として、昨年に引き続き「すべて茅ヶ崎産!日本酒をお米から作る会」の田植え&トークセッション「森と組織作り」が開催されました。 このイベントは、熊澤酒造株式会社(熊澤茂吉代表)と大竹農園(大竹孝一代表)のコラボ日本酒、オール茅ヶ崎産の「かっぱの純米吟醸」の酒米の田植えをメインに、農業や自然から組織作りを考えます。 地酒って、酒米や水を地元のものを使っているんでしょ?とイメージしがちですが、なんとこの「かっぱの純米吟醸」は発酵させるのに使う酵母まですべて茅ヶ崎から採取されたものを使っています。 また、昨年は大豊作だったそうで、前年の倍実ったそうです。質もとても良かったとのことで、試飲会では大いに盛り上がりました。 ただ、今年は残念ながらあいにくの台風襲来のため、田植えは中止となってしまいました。 その代わりに、今年は豊作を祈願しに寒川神社に豊作祈願するチームと、熊澤酒造へ見学するチームの二手に分かれ、地域をより知るためのツアーが敢行されました。 今回参拝した寒川神社は、1600年以上の歴史を持つ八方除けで有名な神社です。 ご祭神は水にまつわる神様で、近くには相模川が流れ水源豊かな周辺地域の農業を支えてきたことが覗えます。 寒川神社では祈祷してもらうと、神嶽山神苑を見学できます。 とくに今の時期は緑がきれいで、清浄な空気の中歩いていると、別世界に迷い込んだように思える不思議な場所でした。 中には資料館もあり、天文の歴史や陰陽についてなど、八方除けのご利益に関わる資料が豊富でとても興味深かったです。 神社参拝後は酒蔵見学組と合流し、いよいよ去年のお酒の試飲会へ。場所は熊澤酒造の経営するMOKICHI TRATTORIAでした。 今回特別に案内していただいた酒蔵内は写真NGだったため詳しくは触れられないのですが、合流した方々がとてもいいお顔をしていたことだけお伝えします。かなり気になりますね! 試飲会では、大竹農園の大竹代表からオール茅ヶ崎産の日本酒「かっぱの純米吟醸」の昨年の出来と、ラベルになっているカッパと瓢箪にまつわるエピソードを伺いました。 茅ヶ崎に流れる小出川にはカッパ伝説があるそうです。 地元の農民がカッパにもらった瓢箪を振ると無限にお酒が湧いてくるが、酔っぱらって仕事をおろそかにしてしまったので、これではいけないと農民が瓢箪の底を叩くと二度とお酒が湧いてこなくなった、という伝説で、まさにオール茅ケ崎産のお酒のラベルにぴったりのエピソードだと思いました。 試飲の後は、ゲストスピーカーの高橋代表(U-Landscape Design株式会社)と、矢萩代表による森と組織作りをテーマにしたトークセッション。 自分たちの作ったお酒を飲みながら拝聴しました。 トークの中で特に印象に残っていたのは、植物の根に付く金根菌(キンコンキン)についてでした。 自然にある食物連鎖は、捕食し捕食されるいわゆるピラミッド型ではなく、多様な生物が複雑に絡み合った関係で成り立っている、という話で、生物多様性の一例として樹木のブナが挙げられていました。ブナは1本だけでは20年ほどしか生きられないけれど、群生することで更に何百年も長く生きることが出来ます。その理由は、根に付いている菌、金根菌を介して、ブナの木同士が支え合っているためで、目に見えない部分で植物も支え合っているからだそうです。 植物は個体ごとに生きていると思っていたので、深く印象に残りました。 また、組織づくりにおいても、自然や森が群生し支え合い、長期的に成長する様子は、一人一人を大切にし、成長しようとする部分に重なるところがあるというお話でした。 今回高橋代表がトークセッション内で言っていた中で、「自然は上手くいかなくて当たり前」とあったのですが、まさに10日の天候を表しているようだなと感じました。 近年ではティール組織という言葉で現わされるように、他人をコントロールすることは出来ないですが、個々を認め合い、高め合えるような関係を構築することによって、人間も自然と同様に長くあれる環境を作っていけるのではないか、その可能性を感じさせるイベントでした。 今回残念ながら天候不順で田植えはできませんでしたが、その代わりに頂いたお酒がどのような土地で作られているのかより深い関心を持つことができ、更に茅ヶ崎の魅力を知りました。 豊作祈願もしたことですし、9月の収穫が今から楽しみです!hatarakuba info@jinji-roumu.comAdministrator903シティファーム推進協議会
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