三菱商事と東京海上日動は1993年からCSR活動の一環として、「丸の内市民環境フォーラム」を共催している。9月8日には58回目の同フォーラムが丸ビルで開催され、元サッカー日本代表の北澤豪氏が「ひとにやさしく、地球にやさしく」をテーマに講演を行った。
同氏は2016年から一般社団法人日本障がい者サッカー連盟会長を務めており、「障がい者スポーツが認められることも大事だが、世の中が変わらないと意味がない。障がい者をどう理解していくかという共存のための姿勢が社会に求められる」とインクルージョンの重要性を語った。
「丸の内市民環境フォーラム」は、広く社会に関わる企業として、ダイバーシティなどを含む多様な視点から環境について考える機会を社会に創出することを目的にしている。
東京海上日動の嶋田浩生・経営企画部CSR室課長は、「これまで以上にステークホルダーとの連携が重要になるなかで、企業が一般の人と同じ方向を向いていくことが大事になる」と同フォーラムを続けていく意義について話した。
丸の内での開催ということもあり、仕事帰りの人や出張で偶然立ち寄った人など幅広い層の人が参加していた。
北澤氏は、組織論やJICAオフィシャルサポーターとしての支援活動の経験、障がい者サッカーの視点から見たダイバーシティ社会についてなど幅広く話しをした。
サッカー日本代表について言及し、「チームに変化を生むには、サッカー哲学をぶつけるような人がいないといけない」と組織における新陳代謝について語った。
40代になってからの人生のテーマを「何かの役に立てるか。何が残せるかだ」と話し、障がい者サッカー連盟会長として重責を担う立場と自身の生き方を照らし合わせた。
障がい者サッカーは、知的障がい者サッカーや視覚障がい者サッカー、脳性まひ者7人制サッカー、視覚障がい者サッカー、アンプティサッカー、電動車椅子サッカー、精神障がい者サッカーなど7種類ある。
視覚障がい者サッカー(ブラインドサッカー)について、「サッカーはそもそも色んなことを見ないといけないスポーツだ。ブラインドサッカーを体験して、本当のコミュニケーションとは何かを教えてもらった」と説明。
さらにブラインドサッカーの試合にスタッフボランティアとして若者が積極的に参加していることに触れ、障がい者への理解を深めることで質の高いボランティア活動が生まれると話した。
このように障がい者と健常者が「混ざり合う」ことが東京オリ・パラのテーマになると語り、企業や社会全体が国際基準の対応力を求められる国民的イベントに向けて、今後の社会のあり方を問いかけた。
(オルタナ編集部 小松遥香)
提携企業:オルタナ http://www.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/1188267_1501.html 2016年10月3日掲載
https://hatarakuba.com/%e3%81%a4%e3%81%aa%e3%81%8c%e3%82%8a%e3%83%bb%e3%82%b3%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%8b%e3%83%86%e3%82%a3/alterna004/https://hatarakuba.com/wp-content/uploads/2017/02/01_3.jpghttps://hatarakuba.com/wp-content/uploads/2017/02/01_3-150x150.jpghatarakubaオルタナつながり・コミュニティ提携記事最新記事三菱商事と東京海上日動は1993年からCSR活動の一環として、「丸の内市民環境フォーラム」を共催している。9月8日には58回目の同フォーラムが丸ビルで開催され、元サッカー日本代表の北澤豪氏が「ひとにやさしく、地球にやさしく」をテーマに講演を行った。
同氏は2016年から一般社団法人日本障がい者サッカー連盟会長を務めており、「障がい者スポーツが認められることも大事だが、世の中が変わらないと意味がない。障がい者をどう理解していくかという共存のための姿勢が社会に求められる」とインクルージョンの重要性を語った。
「丸の内市民環境フォーラム」は、広く社会に関わる企業として、ダイバーシティなどを含む多様な視点から環境について考える機会を社会に創出することを目的にしている。
東京海上日動の嶋田浩生・経営企画部CSR室課長は、「これまで以上にステークホルダーとの連携が重要になるなかで、企業が一般の人と同じ方向を向いていくことが大事になる」と同フォーラムを続けていく意義について話した。
丸の内での開催ということもあり、仕事帰りの人や出張で偶然立ち寄った人など幅広い層の人が参加していた。
北澤氏は、組織論やJICAオフィシャルサポーターとしての支援活動の経験、障がい者サッカーの視点から見たダイバーシティ社会についてなど幅広く話しをした。
サッカー日本代表について言及し、「チームに変化を生むには、サッカー哲学をぶつけるような人がいないといけない」と組織における新陳代謝について語った。
40代になってからの人生のテーマを「何かの役に立てるか。何が残せるかだ」と話し、障がい者サッカー連盟会長として重責を担う立場と自身の生き方を照らし合わせた。
障がい者サッカーは、知的障がい者サッカーや視覚障がい者サッカー、脳性まひ者7人制サッカー、視覚障がい者サッカー、アンプティサッカー、電動車椅子サッカー、精神障がい者サッカーなど7種類ある。
視覚障がい者サッカー(ブラインドサッカー)について、「サッカーはそもそも色んなことを見ないといけないスポーツだ。ブラインドサッカーを体験して、本当のコミュニケーションとは何かを教えてもらった」と説明。
さらにブラインドサッカーの試合にスタッフボランティアとして若者が積極的に参加していることに触れ、障がい者への理解を深めることで質の高いボランティア活動が生まれると話した。
このように障がい者と健常者が「混ざり合う」ことが東京オリ・パラのテーマになると語り、企業や社会全体が国際基準の対応力を求められる国民的イベントに向けて、今後の社会のあり方を問いかけた。
(オルタナ編集部 小松遥香)
提携企業:オルタナ http://www.sustainablebrands.jp/news/jp/detail/1188267_1501.html 2016年10月3日掲載hatarakuba
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