「下町の農と食で地域をつなぐ」―農と食を通じて、自律した働くあり方や、お金中心ではなくつながりでめぐる社会の実践を目指す。
そんな903シティファームのテーマに基づき、新たな試みを始めました。
私たちは、循環畑の吉原史郎さんとのご縁から自然農法の中でも「菌ちゃん農法」という農法があると知りました。
菌ちゃん農法とは、落ち葉や木の枝、枯れた草木などが土に戻り、微生物の力を活用して植物が育つ、自然の循環に沿って育てる方法です。
管理された畑とは違い雑草も野菜も皆が共生する。
雑草か野菜かを分けているのは人間のモノサシで決めていることで、本来は共生しお互いの良さを引き出し、弱い部分を補いながら暮らしています。
これは私たちが目指しているコミュニティのあり方そのもので、一人ではできないことを実現していくために、自分の弱みを見せ、そこを補ってもらったり、逆に相手の苦手な部分を、自分の得意でフォローする。
「自然農法」を通して、共に暮らし、共に生きる―生命体のような組織を目指していけたらと思います。