6月4日(日)、神奈川県茅ケ崎市芹沢の農業生産法人株式会社大竹農園の田んぼを舞台に、熊澤酒造株式会社(熊澤茂吉代表)と大竹農園(大竹孝一代表)がタッグを組みつくるオール茅ヶ崎産の日本酒「かっぱの純米吟醸」の酒米の田植え体験を開催しました。〈主催:903シティファーム推進協議会(矢萩大輔会長)〉

海のイメージの強い茅ヶ崎において、芹沢は農業が盛んな地域で、茅ヶ崎の中でも他の地域とは違った一面を持っています。一面に広がる田んぼ畑はとても気持ちが良く、大人と子供合わせて25名程の参加者と共に、真剣にかつ楽しみながら田植えを進めました。

大人が土に足を取られおどおどしているうちに、子供たちは恐れもせずにズンズン進んでいく。気付けば大人が転びそうになって子供たちに助けてもらう、そんな光景がいくつもありました。「カエルがいる!」「見てー!ドロ団子!」など、まさに田んぼは遊び場。田んぼや畑は、地域の未来にとって大切な資源なのだなと改めて実感する時間となりました。
田植えを終えると、場所を近くの腰掛神社へと移し、湘南唯一の酒蔵であり「かっぱの純米吟醸」を製造する熊澤酒造の熊澤茂吉代表も交えて、大竹代表、矢萩会長と共に、「ローカルファースト」をテーマにパネルディスカッションを実施。その前に、昨年の酒米を使って、つい一週間前にできた「かっぱの純米吟醸」のお披露目。オール茅ヶ崎産にこだわる熊澤代表、大竹代表両者のおもいと共にいただくお披露目のお酒の味は、格別でした。

熊澤酒造といえば、日本酒「天青」や湘南ビールなど、地元湘南を象徴するお酒をつくる地域の顔。レストランの展開など、酒造会社として以外にも数々の顔を持ち合わせています。熊澤代表は、幼少期から親のはたらく姿を見て「仕事=好きなことをする」というはたらくことへの信念をもっているといいます。まさに、その信念の結果が地域のライフスタイルをつくる「ローカルファースト」な今の仕事へと結びついています。
大竹代表の「放っておくと耕作放棄地になってしまうから、意地で田んぼをやっている」という、まさに地域基点の思考に共感しおもいが交差することで、オール茅ヶ崎産の日本酒は生まれました。

だからといって、地域のブランディング先行ではなく、あくまでも美味しいお酒をつくるということからはブレない。地域ブランドは、地元発信ではなく、東京などよそ者発信で成り立っていくと熊澤代表は言います。たしかに、お世辞抜きでかっぱの純米吟醸は、美味しい。ぜひ、地元以外の人にも味わっていただきたいお酒です。お酒や野菜は、よそ者としてローカルと関わる一番ハードルの低い機会かもしれません。

パネルディスカッションのあとは、茅ヶ崎、湘南地域の魅力を味わうBBQ。
地元特産の茅ヶ崎牛やシラスなどの海の幸、大竹農園の野菜と共に、日本酒「天青」や「かっぱの純米吟醸」、「湘南ビール」を堪能しました。
子供から大人まで、多様な世代、背景を抱えたメンバーが、それぞれ茅ヶ崎の事や農業の事など、次の世代に残したいモノを語りあう。この開放的な田んぼ・畑という舞台が、つながりをつくる、まさに農縁を生み出す場となりました。
オール茅ヶ崎産の日本酒をつくるプロセスに関わることで、一人ひとりが茅ヶ崎や自分の地元など、それぞれのおもう地域の未来について考える、濃厚な時間でした。
田んぼ・畑、そしてそれに関わる人、モノは地域の大切な資源として、これからも未来につなげていきたいと、胸に刻むプロジェクト。次は9月末、稲刈りです。

https://hatarakuba.com/wp-content/uploads/2017/06/1-2-1024x493.jpghttps://hatarakuba.com/wp-content/uploads/2017/06/1-2-150x150.jpghatarakubaイベント・メディア情報一覧都市とローカルをつなぐ農業6月4日(日)、神奈川県茅ケ崎市芹沢の農業生産法人株式会社大竹農園の田んぼを舞台に、熊澤酒造株式会社(熊澤茂吉代表)と大竹農園(大竹孝一代表)がタッグを組みつくるオール茅ヶ崎産の日本酒「かっぱの純米吟醸」の酒米の田植え体験を開催しました。〈主催:903シティファーム推進協議会(矢萩大輔会長)〉 海のイメージの強い茅ヶ崎において、芹沢は農業が盛んな地域で、茅ヶ崎の中でも他の地域とは違った一面を持っています。一面に広がる田んぼ畑はとても気持ちが良く、大人と子供合わせて25名程の参加者と共に、真剣にかつ楽しみながら田植えを進めました。 大人が土に足を取られおどおどしているうちに、子供たちは恐れもせずにズンズン進んでいく。気付けば大人が転びそうになって子供たちに助けてもらう、そんな光景がいくつもありました。「カエルがいる!」「見てー!ドロ団子!」など、まさに田んぼは遊び場。田んぼや畑は、地域の未来にとって大切な資源なのだなと改めて実感する時間となりました。 田植えを終えると、場所を近くの腰掛神社へと移し、湘南唯一の酒蔵であり「かっぱの純米吟醸」を製造する熊澤酒造の熊澤茂吉代表も交えて、大竹代表、矢萩会長と共に、「ローカルファースト」をテーマにパネルディスカッションを実施。その前に、昨年の酒米を使って、つい一週間前にできた「かっぱの純米吟醸」のお披露目。オール茅ヶ崎産にこだわる熊澤代表、大竹代表両者のおもいと共にいただくお披露目のお酒の味は、格別でした。 熊澤酒造といえば、日本酒「天青」や湘南ビールなど、地元湘南を象徴するお酒をつくる地域の顔。レストランの展開など、酒造会社として以外にも数々の顔を持ち合わせています。熊澤代表は、幼少期から親のはたらく姿を見て「仕事=好きなことをする」というはたらくことへの信念をもっているといいます。まさに、その信念の結果が地域のライフスタイルをつくる「ローカルファースト」な今の仕事へと結びついています。 大竹代表の「放っておくと耕作放棄地になってしまうから、意地で田んぼをやっている」という、まさに地域基点の思考に共感しおもいが交差することで、オール茅ヶ崎産の日本酒は生まれました。 だからといって、地域のブランディング先行ではなく、あくまでも美味しいお酒をつくるということからはブレない。地域ブランドは、地元発信ではなく、東京などよそ者発信で成り立っていくと熊澤代表は言います。たしかに、お世辞抜きでかっぱの純米吟醸は、美味しい。ぜひ、地元以外の人にも味わっていただきたいお酒です。お酒や野菜は、よそ者としてローカルと関わる一番ハードルの低い機会かもしれません。 パネルディスカッションのあとは、茅ヶ崎、湘南地域の魅力を味わうBBQ。 地元特産の茅ヶ崎牛やシラスなどの海の幸、大竹農園の野菜と共に、日本酒「天青」や「かっぱの純米吟醸」、「湘南ビール」を堪能しました。 子供から大人まで、多様な世代、背景を抱えたメンバーが、それぞれ茅ヶ崎の事や農業の事など、次の世代に残したいモノを語りあう。この開放的な田んぼ・畑という舞台が、つながりをつくる、まさに農縁を生み出す場となりました。 オール茅ヶ崎産の日本酒をつくるプロセスに関わることで、一人ひとりが茅ヶ崎や自分の地元など、それぞれのおもう地域の未来について考える、濃厚な時間でした。 田んぼ・畑、そしてそれに関わる人、モノは地域の大切な資源として、これからも未来につなげていきたいと、胸に刻むプロジェクト。次は9月末、稲刈りです。下町の農と食で地域をつなぐ