上野・浅草でローカルの有機野菜でつながる“田心マルシェ”を開催
台東区上野・浅草。先週末は三社祭があり、まちは熱気に包まれました。そんな中、このまちで、関東の有機野菜を中心に販売する「〜ローカルとつながる〜田心マルシェ」を5月21日(日)に開催しました。
江戸時代の浅草田圃の風景
第2回目となる今回の会場は、台東区役所前にあるお寺、宋雲院。敷地にブースを広げ、色とりどりの野菜を並べました。大通りから1本入った道にあり、あまり目立たない場所ですが、道でチラシを配るとたくさんの方が足を運び、野菜を手に取り、選んでいます。玄米や有機のたまねぎなど、スーパーよりちょっと値段が高くても、良いものだからと期待を込めて買っていきます。野菜・食に関する心配ごとや、関心ごとなど、マルシェだからこそ直接お話ができて、まるでお野菜を通して地域の方とつながれたような感覚だそうです。
田心マルシェは、小さな会社や農業経営者へ雇用など経営のアドバイスをする松本さん、こだわりある野菜を美味しい料理に変えて食卓へ届ける栄養士の石渡さん、米屋を軸に商店街の活性化を図る塔嶋さんという、20代前半の若くて多様なメンバーが、それぞれの商品へのおもいを語り販売しています。
[今回販売したもの]・新たまの重ね煮まるごとオニオンスープ
- 豆腐のコールスローサラダ
- 自社農園縄文ファームの採れたて生の新たまねぎ白&赤
- 山形県新庄市の有機玄米 さわのはな
- さわのひらの農家さんの醤油と味噌
- 茅ヶ崎・大竹農園のパクチー
- 茨城県の板垣さんのリーフレタス
- 千葉県の金森さんの人参と大根 など
台東区は昔、墨田川の恵みで魚や貝もたくさん採れ、「浅草田圃」や、徳川家康が統治し千束池を埋め立ててできた「入谷田圃」など、浅草寺を中心としたまちの周りでは農業や水産業が営まれていました。
また、もともと海だったため、畑はなかったのですが、行商人が隅田川と日光街道から、江戸近隣で採れた新鮮な野菜を運び、まちのいたるところで売っていたそうです。「地方の玄関口」として、地方出身の人やモノも集まり、活気にあふれてきました。
上野・浅草は、江戸の中でも、市民がとても「豊か」に暮らす、まちでした。
しかし今、台東区で暮らし働いていると、確かに「地方の玄関口」、もはや「海外からの玄関口」であるという感覚はありますが、当時のように、暮らしに「豊かさ」を感じることは、なくなってきているのではないかと思います。
このまちの成り立ちから考えると違和感を覚えるほど、野菜を買えるのはスーパーマーケットに限られていて、新鮮な野菜、特に有機栽培などこだわりある野菜を手に入れるなどもってほか。「暮らし」から、美味しい、新鮮な野菜を食べられる幸せが、離れていってしまっているように感じます。
だからこそ台東区で、関東近郊の美味しい野菜、地域に優しい有機野菜に触れてもらえる場を創りたい。そんなおもいを込めて、上野・浅草の地でマルシェを開催しています。
次回の開催は、6月17日(土)、場所は東京メトロ銀座線田原町駅から徒歩4分の、骨付き肉とお酒のお店maru浅草の店頭に野菜を並べ、開催します。また違った野菜、メニューのラインナップになりますので、ご期待ください。
また、7月は、また場所を変え、秋葉神社という非常に歴史が深い神社で、出店者を募集し少し規模を大きくして7月22日(土)に開催します。
秋葉神社は、相次ぐ東京の火災をおさめるべく、明治天皇の命により、火之神「秋葉山の火伏の神様」を祀るために建立されました。当時は秋葉原駅構内にありましたが、1888年(明治21年)に国鉄の延伸で移転を余儀なくされ、現在の台東区松が谷へと移転しました。「秋葉原駅」の由来にもなっています。
今でも、市民からは「秋葉様」、「秋葉さん」と呼ばれ、親しまれています。また、幕末の落語「池田の牛ほめ」のモデルにもなっている、由緒正しい神社です。
地域になくてはならない存在である秋葉神社で開催する7月22日(土)はブース出展者を募集していますので、ぜひご興味のある方は下記にご連絡ください。
有限会社人事・労務 農縁デザインラボ
TEL:03-5827-8217 Mail:info@jinji-roumu.com
https://hatarakuba.com/event/%e4%b8%8a%e9%87%8e%e3%83%bb%e6%b5%85%e8%8d%89%e3%81%a7%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%83%ab%e3%81%ae%e6%9c%89%e6%a9%9f%e9%87%8e%e8%8f%9c%e3%81%a7%e3%81%a4%e3%81%aa%e3%81%8c%e3%82%8b%e7%94%b0/https://hatarakuba.com/wp-content/uploads/2017/05/521マルシェ⑤.jpghttps://hatarakuba.com/wp-content/uploads/2017/05/521マルシェ⑤-150x150.jpgイベント・メディア情報一覧最新記事台東区上野・浅草。先週末は三社祭があり、まちは熱気に包まれました。そんな中、このまちで、関東の有機野菜を中心に販売する「〜ローカルとつながる〜田心マルシェ」を5月21日(日)に開催しました。 江戸時代の浅草田圃の風景 第2回目となる今回の会場は、台東区役所前にあるお寺、宋雲院。敷地にブースを広げ、色とりどりの野菜を並べました。大通りから1本入った道にあり、あまり目立たない場所ですが、道でチラシを配るとたくさんの方が足を運び、野菜を手に取り、選んでいます。玄米や有機のたまねぎなど、スーパーよりちょっと値段が高くても、良いものだからと期待を込めて買っていきます。野菜・食に関する心配ごとや、関心ごとなど、マルシェだからこそ直接お話ができて、まるでお野菜を通して地域の方とつながれたような感覚だそうです。 田心マルシェは、小さな会社や農業経営者へ雇用など経営のアドバイスをする松本さん、こだわりある野菜を美味しい料理に変えて食卓へ届ける栄養士の石渡さん、米屋を軸に商店街の活性化を図る塔嶋さんという、20代前半の若くて多様なメンバーが、それぞれの商品へのおもいを語り販売しています。 ・新たまの重ね煮まるごとオニオンスープ 豆腐のコールスローサラダ 自社農園縄文ファームの採れたて生の新たまねぎ白&赤 山形県新庄市の有機玄米 さわのはな さわのひらの農家さんの醤油と味噌 茅ヶ崎・大竹農園のパクチー 茨城県の板垣さんのリーフレタス 千葉県の金森さんの人参と大根 など 台東区は昔、墨田川の恵みで魚や貝もたくさん採れ、「浅草田圃」や、徳川家康が統治し千束池を埋め立ててできた「入谷田圃」など、浅草寺を中心としたまちの周りでは農業や水産業が営まれていました。 また、もともと海だったため、畑はなかったのですが、行商人が隅田川と日光街道から、江戸近隣で採れた新鮮な野菜を運び、まちのいたるところで売っていたそうです。「地方の玄関口」として、地方出身の人やモノも集まり、活気にあふれてきました。 上野・浅草は、江戸の中でも、市民がとても「豊か」に暮らす、まちでした。 しかし今、台東区で暮らし働いていると、確かに「地方の玄関口」、もはや「海外からの玄関口」であるという感覚はありますが、当時のように、暮らしに「豊かさ」を感じることは、なくなってきているのではないかと思います。 このまちの成り立ちから考えると違和感を覚えるほど、野菜を買えるのはスーパーマーケットに限られていて、新鮮な野菜、特に有機栽培などこだわりある野菜を手に入れるなどもってほか。「暮らし」から、美味しい、新鮮な野菜を食べられる幸せが、離れていってしまっているように感じます。 だからこそ台東区で、関東近郊の美味しい野菜、地域に優しい有機野菜に触れてもらえる場を創りたい。そんなおもいを込めて、上野・浅草の地でマルシェを開催しています。 次回の開催は、6月17日(土)、場所は東京メトロ銀座線田原町駅から徒歩4分の、骨付き肉とお酒のお店maru浅草の店頭に野菜を並べ、開催します。また違った野菜、メニューのラインナップになりますので、ご期待ください。 また、7月は、また場所を変え、秋葉神社という非常に歴史が深い神社で、出店者を募集し少し規模を大きくして7月22日(土)に開催します。 秋葉神社は、相次ぐ東京の火災をおさめるべく、明治天皇の命により、火之神「秋葉山の火伏の神様」を祀るために建立されました。当時は秋葉原駅構内にありましたが、1888年(明治21年)に国鉄の延伸で移転を余儀なくされ、現在の台東区松が谷へと移転しました。「秋葉原駅」の由来にもなっています。 今でも、市民からは「秋葉様」、「秋葉さん」と呼ばれ、親しまれています。また、幕末の落語「池田の牛ほめ」のモデルにもなっている、由緒正しい神社です。 地域になくてはならない存在である秋葉神社で開催する7月22日(土)はブース出展者を募集していますので、ぜひご興味のある方は下記にご連絡ください。 有限会社人事・労務 農縁デザインラボ TEL:03-5827-8217 Mail:info@jinji-roumu.com ローカルの有機野菜でつながる“田心マルシェ”hatarakuba info@jinji-roumu.comAdministrator903シティファーム推進協議会
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